小豆島の自転車旅では廃隧道も巡ってきましたので2つ紹介します。😃
どちらもアクセスは簡単です。
どちらも小豆島自転車旅の2日目に行きました。
小豆島の自転車旅2日目の様子はこちら↓
高坂隧道
場所
場所は小豆島町池田地区と中山地区を繋ぐ、香川県道252号上の峠道にあります。
地図で示すとここ↓
Yahoo地図にはばっちり隧道が描かれています。😆
南側坑口
池田方面から来ました。
緩やかな峠の頂点を現道は切通で抜けていきますが、右側に何か見えています。
ここを通ればだれでも気づく分かりやすい立地。
車両の進入を防ぐためか、伸縮式のポールが立てられています。
フェンスで塞がれているのが残念ですが、綺麗な石積みの坑門。
矢印の場所をアップで撮ったのが次の写真。
「大正五年一月竣成」
そう、こいつは大正生まれの隧道。
今(2021年)から105年前にできた隧道です。
扁額は右書きで「高坂隧道」。
「道」が崩れすぎててよく分かりません。
内部も全て石積みで全く崩れはありません。
延長は61mです。
幅は3.1mということですが、昔の軽自動車ならすれ違いで来たの出来たでしょうか?
隧道を間近で眺めつつ北側に移動します。😀
北側坑口
現道の峠頂点付近にお地蔵様と石碑がありました。
隧道ができる以前のものでしょうか?
基本的なデザインは南側と同じです。
扁額は書体が全く異なっています。🤔
扁額の下に碍子が付いていました。
内部には電線らしきものが、ぶらーんと垂れ下がっています。
中心付近に電灯がついていたのでしょうか。
ここは一応香川県の近代化遺産のようなので、このまま残されるでしょう。
猪之谷隧道
場所
香川県道29号から寒霞渓ロープウェイ紅雲亭駅に続く道にあります。
地図で示すとここ↓
こちらもYahoo地図にはばっちり旧隧道も描かれています。
南東側坑口
こちらは現道の「猪ノ谷トンネル」。
2002年竣工で延長は175m。
あー、もう左側に明らかに何かある。
なんの装飾もないコンクリート隧道。
でも断面がちょっと横長で、何か現代的ではない雰囲気があります。
こいつは昭和31年(1956年)竣工で延長は81mというスペック。
中途半端な制限高3.7m
名前は「猪之谷トンネル」。
現道とは「ノ」か「之」の違いだけ。
「箭木建設株式会社施工」
この会社名を検索してもヒットしない。
もうない会社なんだろうか?
内部はきれいな状態。
反対側へはあえてこちらから通り抜けずに現道を通って行きました。
北西側坑口
反対側にやってきました。
こちらはガードレールが塞がっていないので車でも入れそうです。
こちらは少し廃道部分があります。
古い角ばったガードレール。
坑口手前のカーブ。
センターラインもなく見通し悪い。
ガードレールはさっきのより新しそう。
こちらも特に特徴はないデザイン。
ちょっと崩れがあります。
こっちの方が素直に廃隧道って感じですね。😆