今年も小豆島の虫送りの時期がやってきた。
去年初めて虫送りを見に行ったが、見学だけだったので今年は火手(ほて)を持って歩く方で参加した。
去年の記事はこちら↓
虫送りとは
虫送りは田んぼの周りを火手と呼ばれる松明を持って歩き、虫を追い払う伝統行事。
小豆島では中山と肥土山の2つの地区で現在も行われている。
中山の虫送りは一時期行われなくなっていたが、映画「八日目の蝉」で虫送りのシーンが再現されたのをきっかけに復活して現在も続いている。
肥土山の虫送りは毎年7月2日に行われるが、中山は土曜日に行われるので毎年日にちが違う。
去年は中山と肥土山の2つの虫送りが同じ日に開催だったため、両方見ることができた。
中山の虫送りは自分で火手を持って歩くこともできたが両方見るために去年は見学だけにした。
今年は火手を持って歩く方で参加したいと思っていたが。
今年は有料なのかhttps://t.co/2EtP5RaBym
— リジェ@自転車キャンパー (@ligier1976) 2023年5月22日
今年から火手を持っての参加が3500円の有料になることが判明。
ちょっと悩んだがせっかくなので参加することにした。
日生港~大部港
今回は日生港から小豆島へ渡った。
去年の年末に初めて日生港から行ってみたが、今年の12月で日生航路が休止になるということを聞き、乗れるうちに乗っておきたいと思った。
普段は車で姫路港まで行き、9:45のフェリーに乗って福田港に11:25に到着するが、日生港から10:45の便に乗ると11:45に大部港に到着するので、到着時刻はそれほど変わらない。
交通費のほうも車での移動距離が伸びただけ高くなるが、逆にフェリーの料金は安くなるのでトータルではそれほど変わらない。
最初に行く目的地によっては日生-大部航路の方がいいかもしれない。
ついでに今回は寒霞渓の北側ルート(県道31号線)も通ってみたかったのでちょうどいい。
9:36
日生へはかなり早めに到着して出航まで1時間以上時間があったので、前回も登った港近くの展望台へ上る。
この日は天気が悪い予報で朝から曇り空だった。
10:24
フェリーが到着🚢
今回も自転車は輪行で行く。
雲行きは怪しい☁
それでも島が近づけばワクワク🤗
港を出て左折するとすぐに寒霞渓へ向かう交差点がある。
寒霞渓までは9km、620mほど登るので平均7%くらいの登りだ。
他の寒霞渓に向かう道は一旦それより高い場所まで登るので、この道が寒霞渓へ行く道としては一番楽なはず。
このルートはまだ通ったことが無かったので今回ここも目的の一つ。
少し登ってさっき乗ってきたフェリーを見送る。
寒霞渓
まずは寒霞渓へ🚴♂️
— リジェ@自転車キャンパー (@ligier1976) 2023年7月8日
ぶっかけ肉そうめんをいただきます🙏
蒸し暑くて滝のように汗をかいた💦#小豆島 pic.twitter.com/SMmcvKQmnP
寒霞渓ロープウェイの山頂駅に到着。
しばらくここでそうめんを食べ損ねていたので久しぶり。
植え込みの中に猫🐈
13:47
お昼を食べ終えて次の目的地に向かう。
裏八景の遊歩道から下って石門へ🚶♀️
ここの石畳が濡れていると滑って怖い。
石門とアジサイ。
13:55
石門から少し下った裏八景の入り口近く。
ここからが本番ですぐに登り直す。
今回の目的の2つ目。
寒霞渓の馬の背と呼ばれるルート。
寒霞渓の登山ルートは表十二景と裏八景の2つの遊歩道が一般的だが、それ以外にも一般的には知られていないルートがある。
最近ヤマップにここのルートが投稿されているのを見つけたので早速今回通ってみることにした。
ロープが架けられた場所もあったが、それほど難しい所はない。
細い尾根道が続くかと思ったが、右側は大体木が生えているのでそれほど怖い感じはない。
眺めがいいので楽しく登れる。
この辺りは紅葉の時期に来ると絶景のはず。
紅葉の時期にまた通ってみようと思う。
最後は裏八景のルートに合流して終わり。
寒霞渓の馬の背ルートに挑戦 / リジェさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
キャンプ場へ移動~虫送り会場へ
16:32
買い出しをしてキャンプ場へ移動。
キャンプ場で、先月も会ったぼんさんと、今回初めてお会いしたK坂さんと合流。
サクッと設営をすませて虫送りの会場へ向かう。
今回は天気も微妙だったのでshimaGさんに車で送ってもらうことにした。
16:51
殿川ダムが受付になっている。
一応5時から受け付け開始だったがすでに始まっていた。
受付を済ませてうちわと火手の引換券をもらう。
棚田を眺めながら歩いて虫送りのスタート地点の湯船山に向かう。
17:43
到着してしばらくすると雨が降り始めた。
予報だと一時的には止むがまた振り出しそうな予報。
ここで祈祷が行われる。
虫送り開始
18:04
雨は弱くなってきたが、予報だとまた降り出しそう。
雨が強くなる前に始めるということで予定時間より少し早めにお堂での祈祷が始まった。
並行してあわただしく町長の挨拶も行われた。
護摩木に点火されて祈祷が続く。
激しく燃える🔥
18:36
いよいよ虫送り開始。
18:45
ここからだと歩いている様子が見えにくい。
観覧スポットから見るだけの方が景色はいいと思う。
19:00
点火🔥
二刀流で撮影する人。
19:14
雨も降り始めた中、急坂ポイントで渋滞になっていた。
19:28
なかなか進まず、止まっている時間の方が長かった。
ゴール前に消えてしまった。
2日目の朝
6:04
2日目は朝から雨。
まだまだ土砂降り🌧
— リジェ@自転車キャンパー (@ligier1976) 2023年7月8日
荷物はだいたい片付いたけど外に出れない
この後一時的に止みそうなのでその隙に一気に片付ける pic.twitter.com/XVC1NSiZxm
なかなか止まないのでテント内でアウター以外片付けて様子を伺う。
雨が弱くなったタイミングを狙って一気に片づけた。
2日目はあまり予定も決めていなかったし、雨が降りそうだったのでぼんさん、k坂さんと一緒にshimaGさんの車で観光することに。
マルキン醤油記念館
10:06
小豆島は室内で観光できるところがあまりない。
有名どころだとこのマルキン醤油記念館。
以前無料公開されていた時期に2度ほど来たが、通常は有料で400円。
普段は1日に2回醤油絞り体験をやっているということで見学に来た。
こんな感じで醤油が出てきて味見もできる。
記念館自体は元々醤油を作っていた蔵だった場所で、醤油造りの展示がいろいろあって面白い。
記念館を出たらお土産コーナーで定番の醤油ソフトをいただく。
味は何となくきな粉っぽい感じだけどおいしいと思う。
小豆島でこんなベタな観光は初めてな気がする。
記念館の外で現役の蔵を見れる場所がある。
このボタンを押すと蔵の中の強烈な香りをかぐことができる。
あまり知られていないのでほとんど人がいることはない隠れスポット。(地元の人も知らないらしい)
ガラス越しだがなかなか公開される場所ではないらしいので、かなり貴重な光景が見れる。
佛谷山と西の瀧
11:48
続いて山岳霊場の佛谷山へ。
ここはかなりの急坂があり過去自転車で登ろうとして登れなかった場所だ。
今回は車なので楽だと思っていたが、雨でぬれていて車もスリップして登れない状況だったので仕方なく歩いて登った。
とは言え急坂があるのはお寺の少し手前なのでそれほど長い歩きではない。
この中は洞窟になっている。
エンジェルロードはわずかに繋がっていた。
12:30
続いて西の滝龍水寺へ。
ここは小豆島の霊場の中で一番の絶景の場所だと思う。
が、この日は雨で絶景もイマイチ。
こちらは一年前に行った時の写真。
晴れているとこんな景色が見れる。
帰り道
帰りの船は大部港から15:00の便🚢
自転車を置いていた道の駅ふるさと村から港までは20kmないくらいなので1時間あれば十分行けるが、雨も降りそうだったので早めに移動開始。
マルヨシで食料を調達
— リジェ@自転車キャンパー (@ligier1976) 2023年7月9日
早く帰らないと雨降りそう#小豆島 pic.twitter.com/ItRRZE6Bux
ちょっと寄り道して昼飯を調達。
以前は100円だったマルヨシのバーガーが110円に値上がりしていた。
それでも安いと思う。
他のパンは100円のままだった。
14:02
1時間前に到着したものの、途中土砂降りに遭いびしょ濡れになった。
14:54
雨にやられた2日間だったが、火手を持って虫送りに参加できたし、寒霞渓北側ルートヒルクライム、馬の背ルートからの登山と目的は達成できたので今回も良い旅だった。
次回は小豆島まつり?