キャンプにも行けないので、他のネタで行きたいと思います。
最近行ってませんが廃道探索も好きなので、過去に行った廃道とかも紹介していきたいと思います。
基本、お手軽なところしか行かないので内容はあまり期待しないでください。
まずは最近見直してみてこれってレアなのか?と思った風越隧道を紹介したいと思います。
ここの見どころは扁額の名前の書き方です。
場所、スペック
風越隧道は長野県道303号線上の、旧本城村(現筑北村)と旧四賀村(現松本市)の境界上にあります。
スペックとしては昭和8年竣工、延長139メートルのコンクリート造りです。
以下は現道の風越トンネルの場所で、旧道と旧風越隧道はこの西側にあります。
Googleマップだと旧道は一切描かれていませんが、Yahoo地図だと旧道がはっきり描かれています。
北側の様子
これは現道の風越トンネル北側(筑北村側)です。
何の変哲もない現代のトンネルです。
風越トンネルは1994年6月竣工、延長は246メートルです。
こちら側の旧道への入り口は現道トンネルのすぐ近くにあります。
探索した2011年当時は特に封鎖もされていないため、うっかり入れてしまう状態でした。
現在の状態はGoogleストリートビューで見ると分かりますが、軽くチェーンがかけられている程度なので、徒歩だとうっかり入れてしまいます。
当時は車でも入れる状態で、快適な廃道ですね。
四賀村の表示がありました。
反対側の本城村の標示は見あたらなかったけど、見過ごしたかな。
隧道手前で突如90度左に曲がります。
今だとやらない線形でしょう。
この場所にカーブミラーがありましたが、なぜか違う方向を向いています。
直角カーブの後はすぐに隧道に到達します。
隧道は鉄骨と丸太でがっつり封鎖されています。
こちらの坑口は左側の擁壁が崩れていました。
笠石も崩れています。
今改めて見ると崩落部分がそれほど古くないような気もします。
2011年は長野県で地震があった年でもありますので、もしかしたらその時に崩落したのかもしれません。
扁額は右書きで「風越隧道」です。自体は全体的に旧字体ですね。「隧」は見えません。
見どころの扁額はこちらではないです。
内部は比較的きれいな状態です。
南側の様子
現道トンネルの南側(松本市側)坑口。
いたって普通。
右側に道がありますが、これは旧道ではありません。
確認してないのでどこにつながっているかは分かりませんが。
正解は地図を見ればわかりますが、ちょっと手前で左に入る道です。
こちらも探索当時は特に封鎖されていませんでした。
現在はこちらもチェーンがかけられています。
こちらも快適な廃道です。
こちらもなぜか隧道手前で直角に曲がります。(写真は隧道側から振り返って撮影)
で、あっという間に坑口に到着。
こちらも作りは同じですが、きれいな状態を保っています。
注目はここ!
扁額の記載が平仮名で。。。
「かざこし」?
「ずゐだう」!!
そうです。「ずいどう」ではなく、「ずゐだう」
この書き方はかなりレアなんじゃないでしょうか?
ちなみに「かざこし」の「こ」も変体仮名という古い自体のようです。
「し」は見えませんが、もしかしたら同じ変体仮名かもしれません。
また行ってみようかな。