最近自転車でのスノーライドが気になっていたところ、Wiggleで1本2300円で売っているスパイクタイヤがあったので、ちょっとお試しで購入。
先日早速雪が降ったのでスノーライドしてきました⛄
購入したタイヤ
今回購入したタイヤはSchwalbe(シュワルベ)のWINTERという自転車用のスパイクタイヤで、サイズは700x30Cのもの。
Schwalbeのスパイクタイヤは現在以下の3モデルがあります。
■ICE SPIKER PRO
ブロックの先端にピンが付いたモデル
基本はMTB用のタイヤなので幅が広く、グラベルロードでも使えるフレームは限定されそう
■MARATHON WINTER PLUS
オンロード用のタイヤをベースに4列のピンがあるスタンダードモデル
ロード用だと700x35Cか700x40Cになる
■WINTER
MARATON WINTERのピンを半分の2列にしたモデル
このモデルだけ700x30Cと細いサイズが選べる
雪道の性能だけ考えればICE SPIKER PROが最強ですが、グラベルロードでも一部のモデルでしか履けなさそう。
MARATHON WINTERならほとんどのグラベルロードで使える。
WINTERはグリップ性能は落ちるが、700x30Cサイズがあるので、太いタイヤが履けない普通のロードバイクだとこれしか選択肢はなさそうです。
自分のバイクはシクロクロス車で、40Cのタイヤも履けそうですが、今回はWINTERの700x30CがWiggleで格安で売っていたため、お試しでこちらを買ってみました。
現物はこんな感じでピンが2列交互に並んでいる。
センターにはピンが無いため、エア圧を上げることでピンを当たりにくくして走行抵抗を落とせる。
逆にエア圧を落とせばピンをしっかりと地面に当てることができる。
ちなみにこのタイヤ、重量が700x30Cで1本あたり805gあり、かなりの重量級のタイヤとなっている。
ピン自体の重さもありそうだが、700x35CのMARATHON WINTER PLUSとWINTERの重量差は50gしかないので、ピン2列分の重量はその程度ということ。
そもそものベースのタイヤが重い。
実際走ってみると、ピンが当たる抵抗よりもタイヤ自体の重さによる加速の鈍さの方が気になると思う。
ビーナスラインでスノーライド
どこまで行けるか pic.twitter.com/eWr07FEYzd
— リジェ@自転車キャンパー (@ligier1976) 2022年2月11日
タイヤが届いた次の週に早速雪が積もったので、これは行くしかないと、スノーライドしてきました。
行ったのはビーナスライン。
蓼科湖の駐車場。
道は除雪されているので走行は特に問題なかった。
蓼科湖は凍ってなかった。
そして標高1760mのスズラン峠。
日当たりがいいためか、意外とこの辺りはすでに路面が見えていましたが、この手前までは走りやすい雪道が続いていた。
この時期は富士山🗻がよく見えるはずですが、この日は雲がかかっていて見えなかった。
もうちょっと雲が無ければ最高の景色。
いやそれでも最高😆
下りはちょっと怖いかと思ったけど、まっすぐならちゃんとブレーキも効くので、しっかり減速すればそれほど危なくはない。
でもスピードを出すのは怖いのでゆっくりと。
走行感など
気持ちよく走れる路面はかなり限定されます。
ちょうどいい具合の雪の上を走るときが一番抵抗は少なく走りやすい。
グリップは雪の上よりピンが効く凍結路面の方がいいような気がします。
この路面、右側は凍結している路面ですが、こういう所の方が安定して走れる。
車が通った後でも雪が全く溶けていない状態だと、これくらい位の量でも登りはもうダメ😫
こういう路面だとスパイクはほとんど役目を果たしてないので、スパイクが無くても溝の深いブロックタイヤの方がグリップしそうです。
ちなみに普通のアスファルトの上を走ると、直線でも常にピンが当たるのでじゃりじゃりと小さい小石を踏み続けているような感触ですが、すごく抵抗があるという感じでもない。(普通のタイヤに比べれば抵抗はあります)
バイクを倒しこむとピンが中心で当たり続けるので、グリップは悪くなる。
このタイヤ、雪道もドライ路面もどちらでもある程度走れるという感じで、使い方としては、常に雪の上を走るようなツーリングよりも、もしかしたら路面が凍結してるかも、というような日のツーリングで用心のために履いておくのがいいのかもしれません。
そのうち雪キャンプツーリングもやりたいね☃🏕🚴♀️